予防治療

歯を守ること(予防治療)の大切さ

副院長説明

歯と口は大事な身体への入り口であり、お口の健康は身体の健康と深く結びついています。特に歯周病やむし歯は心疾患や糖尿病などの全身疾患と関連があると言われているため、歯の健康を守ることが健康寿命の延長につながります。
また、歯は失ってしまうと元には戻りません。
定期的に歯科医院へ通うことで「歯」を守り、いつまでも健康な状態を保つことができます 口腔内のケアを適切に行えば、70歳、80歳、90歳と歳を重ねてもいつまでもご自身の歯で食べ物を噛んで美味しくお食事をすることができます。

健やかな口腔環境を維持する当院の予防治療

むし歯や歯周病のない、健やかな口腔環境は全身の健康の源です。

残念ながら『歯医者は痛くなってから行くところ』というイメージをお持ちの方はまだまだ多くいらっしゃいます。特に近年は感染症拡大の影響で、歯科医院への通院を躊躇される方も多いようです。

むし歯や歯周病によって失われた歯は元に戻すことができません。快適な入れ歯やインプラントも、天然の歯にはかなわないのです。ご自身の歯で生涯、食事を楽しみ、健やかな毎日を送るためには、むし歯や歯周病を未然に防ぐ『予防治療』を習慣にしていただくことがなにより大切です。

当院では、歯科衛生士が担当制で患者さまをフォローいたします。適切な治療やホームケアでお口の状態がどのように改善しているのか、目で見える画像などでイメージを共有し予防ケアのモチベーションアップにもつなげていきます。

私たちの目標は、患者さまと信頼関係を築きながら、ささいなことでも相談していただける環境をつくること。私たちと二人三脚で大切な歯とお口の健康を守っていきましょう。

予防治療の種類

定期検診

歯を守ること(予防治療)の大切さ

むし歯や歯周病などの口腔内のトラブルを早期に発見し、治療に結びつけるのが定期検診です。痛みや腫れなどの症状がなくても、レントゲンを撮影するとごく初期のむし歯ができていたり、歯ぐきの内部に変化があったりすることは少なくありません。当院の定期検診では以下のようなポイントをチェックしていきます。

むし歯や治療後の歯、かみ合わせの検査

  • 痛みがなくても初期のむし歯がないか、過去に治療したむし歯が再発していないか、かみ合わせに問題がないかを歯科医師が診断します。必要に応じてレントゲン撮影を行います。

歯ぐきと歯周病の検査

  • 歯ぐきに腫れや出血がないか診断します。歯科衛生士が歯肉溝(しにくこう)の深さを検査し、歯ぐきの内部でトラブルが起きていないかを確認する歯周病の検査も重要です。

歯垢と歯石の除去

  • 専用の医療器具を使って歯みがきでは取れない歯垢や歯石、着色汚れなどを除去します。

PMTC

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、歯科医院でプロが専用の機械を使って行う歯面清掃(クリーニング)のことです。

PMTCでは毎日の歯みがきでは落とせない歯垢や歯石、着色汚れ、膜状になった細菌のかたまりである『バイオフィルム』などを、専用の機器と研磨剤を使って除去し、ツルツルに仕上げていきます。歯の裏側や歯並びによって歯ブラシが届きにくくなっている箇所の汚れも落ち、むし歯や歯周病の予防に効果的です。

PMTCで使用する研磨剤にはフッ素が含まれているので、歯質強化にも有効です。歯並びの悪い方、歯みがきがきちんとできているか不安な方、つめものやかぶせものが多い方は是非、習慣にしてみてください。

歯みがき指導

ブラッシング指導

予防治療の基礎ともいえるのがご家庭での歯みがきです。どんなに歯科医院で歯をきれいにしたり、むし歯の治療をしても、歯みがきがきちんとできていなければ良い状態は継続できません。そのためには患者さまお一人おひとりが正しい歯みがきを習得していただくことが大切です。

当院では歯科衛生士が担当制で患者さまをフォローします。歯みがき指導では、まず専用の薬でみがき残し部分を染め出し、ご自身のお口のなかでどこにみがき残しができやすいか目で見て確認していただきます。その上で、正しい歯ブラシの持ち方、力の入れ方、動かし方などをていねいに指導いたします。

歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシの選び方、効果的な使い方が分からないという方もお気軽にご相談ください。正しい歯みがきでツルツルの歯を手に入れましょう!